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歯内療法関係略年表
(2007年4月19日 変換)
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   年度       日本における事項       関連事項
   
        古代  
   
BC400 中国 黄帝内経に
    (歯痛に対して
     大迎、角孫、迎香のつぼの
     記述あり)
   
  印度 ススルタ・サンヒータに    
     (歯痛に対し
      瀉血、口腔洗浄の記述
      あり)
BC300     ヒポクラテスに
    (咀嚼薬を用い、唾液の分泌
     を促進し、粘液ヲ消散させ
     る という記述あり)
   
1世紀   Celsusの De Medicinaに
     (歯痛にイトスギ、カキツバタの
      軟膏の塗布、
      ヒヨス根の葡萄酒煎剤の
      含漱 の記述あり)
   
          中世  
   
   
610(推古18) 中国  巣元方の「諸病源候論」
     に歯痛侯、牙痛侯、など
     記述あり
9世紀 アラビアのRhazesは「医学序説ー
      Contimensの中で
      歯痛に明礬と乳香を混ぜ
      たものを用いる と記述
      している
10世紀 ペルシャのAvisennaは「医学典範ー
         Cannonの中で
     歯痛にはヒヨスの実、韮、
     玉葱を薫蒸したものがよい
     歯痛が激励津で拍動性の
     時は歯根に過剰な体液が
     蓄積している
     という記述がある
984(永観2) 丹波康頼の「医心方」57章  
      歯痛の処置に  
     葛氏方の処方として  
     @酒で独活を濃く煮立て  
       これを口に含む  
     A菖蒲の根を咬んで汁を  
       口に含む  
     と記述している  
1484(文明16) 伊 ボロニア大學のArcuranusは
     歯の充填する材料は
     患者の全身健康とは歯の
     状態に左右されると延べた
   
            近世  
   
1584(永録7) 仏 「パレ全集」17巻25章歯痛
     で
     紅薔薇、スーマック、大麦、
     ヒヨスの種,白壇、レタス、
     木苺の花,犬酸漿、
     オオバコを水と酢で煮て
     口に含むという処方を記述
1566(永録9) 蘭 Volkerが歯髄について
         記述した
1586(天正14)      Digitus Johannesが
    「総ての歯痛に有用な試験的
     薬剤」を書いた
1600(慶長5) 丹波兼康「兼康口中療治秘録」に  
      痛む歯ぐきの左右に針を  
      立テ、小血を出し薬を用う  
      と記述した  
1602(慶長7) 蘭 Janvanheurneは硫酸
      を用いて歯髄を壊すと
      記述した
  蘭 Peter van Forestは
     根管治療について記述した
1605(慶長10) 西 cervantes de Scandinavi
       はアポロミアスの歯痛について
     詩を書いた
   
           江戸時代  
   
1728(享保13) 仏 Pierre Fauchard
     「歯科外科学」
     第10章 歯が磨耗したり
        齲蝕に罹患して、疼痛
        を引き起こした時、
        歯を穿孔する方法
     の記述がある
1783(天明3) 英 Benjamin Bellは歯髄の
      疾病と壊死を分類した
1785(天明5) 英  Tomas Fourlerは
       pottasium arseniteの
       応用を記述した
1794(寛政6) 伊 Gerli,K.は歯痛の療法と
        してイタリアで用いられて
        いた甲虫の効用に
        付いての記述をした
1801(享和1) 米 Skinner,R.C.は
    「Treatise on Human Teeth,
         concisely explanning
       their Structure and Cause
      of Diseases
   
1802(享保2) 米 Longbothos,B.T.
      「Treatise on Dentistry 
        by Deseases of the Teeth
       and Gums]
  仏[L'art de dentaiste]
       (根管治療についての
      記述あり)
1817(文化14) 英 Bell,Thomasが歯髄の生存
     について注目した
1829(文政12) 米  Serullas,G.S.がヨードフォルム
       を開発した
  英 Nathmys,J.が小型ドリルを
       を開発した
1830(天保1) 米 Hadsonが上顎中切歯の
      根管充填の2例を報告した
1832(天保3) 英 Snell,I.Jamesが
     「A practical Guide to 
          Operatiponon the Teeth]
         で歯科治療時の歯鏡の
      使用を提唱した
1836(天保7) 米 Spooner、J.R.が
       亜砒酸失活法を提唱した
1837(天保8) 米 Maynardが根管探針を
        開発した
1847(弘化4) 英 Trumanがガッタパーチャを
        開発した
1857(安政4) 米 Wattsがガッタパーチャを
     根管充填剤として提唱した
1858(安政5) 独 Albrecht,Edward
      「Die Krankheiten der
            Zahnpulpa」刊行
1862(文政2) 米 Barunumがラバーダム防湿法
       を提唱した
1864(元冶2) 米 LatimoreがDentai Cosmos
           誌にラバー^ダム防湿法
       の解説を掲載した
1867(慶応3) 米 Magitot,E.がpulp amptation
       を提唱した
   
            明治時代  
   
1872(明治5) 米 Witzell,Adolfが罹患部歯髄
      だけを除去してヨードフォルム
      を貼付する方法を提唱した
1874(明治7) 独 Witzellが根管治療に
       無菌的、防腐的療法
       を導入した
1875(明治8) 小幡英之助が東京で開業した  
1880(明治13) 米  Farrar,J.N.が
        慢性歯槽膿瘍の
        根尖切除法を提唱した
1881(明治14) 伊澤歯科診療所料金表に  
       歯髄、根管処置の項目なし  
1885(明治18) 米 Stockwell,C.T.
    「The Treatment and    
         Filling of Root Canals at
          singl Sitting]刊行
1886(明治19) 米 Baume,R.が明礬と硼酸を
       用いて歯髄切断を
       行なった
1887(明治20) 米 Kells,C.Edwardが即時根充
      -imidiate root fillingを
      提唱した
1888(明治21) 米 McGraw,D.C.が
      象牙質知覚過敏症に
      Cataphoresisを提唱した
1890(明治23) 米 Garredson[System of Oral
           Surgery]で金の根管充填
      を記述した
  墺 Scheier,Emillが感染根管の
     充填にK-Na合金を用いた
1891(明治24) 米 Black,G.V.が予防拡大ー
      Extention for Prevention
      を提唱した
  墺 Brauerが根管治療に
      electro-sterilization
         を提唱した
1892(明治25) 伊澤歯科診療所の料金表に  
       根管治療の項目あり  
1894(明治27) 米 Callahan,J.が根管治療に
      50%硫酸の応用を提唱した
1895(明治28) 独 Schoederbergが歯髄に
      チモール、明礬グリセリン、
      酸化亜鉛、を応用する
      ことを提唱し、これを
      Mummification-乾屍法
      と命名した
  米 Lleprowakiが根管治療に
      ホルマリンを用いることを
      提唱した
1898(明治31) 独 GysiがTriopastaを開発した
  米 Millerが時計針を根管探針  
      に応用した
1903(明治36) 米 Jjasperが銀ポイントの
       根管充填を提唱した
  独 Bauchwitz、Mが
      象牙質知覚過敏に
      炭酸を推奨した
1909(明治42) 墺 Roemer,O.が歯髄の病理の
      アトラスを刊行した
1910(明治43) 歯科学報15巻6号に  
    ”根管充填に関する晩近の研究  
     及び評論”の論文掲載  
   
        大正時代  
   
1914(大正3) 米 Backle,T.Pが
      象牙質知覚過敏に
      パラホルムパスタを推奨した
1924(大正13) 佐藤運雄「歯科治療学」刊行  
   
          昭和時代  
   
1927(昭和2) 健康保険点数表に  
       歯髄処置、根管処置  
       根管充填の項目あり  
1930(昭和5) 米 ADAが歯科薬物審議会設置
1933(昭和8) 杉山不二 ヨードホルム根管充填  
        の紹介(歯科学報38:7)  
1934(昭和9)   米 ADA」Accepted Dental
              Remedies]設定
1935(昭和10) 檜垣麟三「根管治療」刊行  
1936(昭和11) 米 Hartmanが象牙質知覚過敏
        への薬剤を提唱
1938(昭和13) 花澤鼎らがガッタパーチャ根管充填に  
      ついてのレポート  
        〔大日本歯科医学会誌35;3)  
  檜垣麟三「歯髄疾患及び歯髄診断」  
   
1944(昭和19) 杉山不二ら「水酸化カルシュウムの  
         根管充填のレポート  
          (歯科学報49:3)  
   
   
               敗戦  
   
   
   
1954(昭和29) 関根永滋「歯髄の処置・上」刊行  
   
1957(昭和32) 関根永滋「歯髄の処置・下」刊行  
1958(昭和33) 砂田今男らは  
      電気的根管長測定法ー  
        EMR法を開発した  
1961(昭和36) 関根永滋「根管の処置・上」刊行  
   
1967(昭和42) 関根永滋「根管の処置・中」刊行  
   
1969(昭和44) 長谷川正康「歯内療法の実際  
           臨床家のために」  
             刊行  
1971(昭和46) 関根永滋「根管の処置・下」刊行  
   
1977(昭和52) シンポジウム「歯の痛み」  
    第14回歯科医学会総会 10/18  
1982(昭和57) 米 Goerig,A.C.歯根管拡大に
      おけるstep-down
        rwchにcを提唱した
1995(平成7) 小林千尋らは電気的根管長測定器  
       を内臓したハンドピースとして  
       トライオートZXを開発した  
     


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最終更新日 2007年4月19日 管理者sasablog

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